ヨナ抜き節⁉ペンタトニック

芸能

独特な日本音階

「記事目次」

❶ペンタトニック・ヨナ抜き節
❷津軽三味線とヨナ抜き節
❸アメリカ人の津軽三味線演奏家
❹サンフランシスコで合同演奏!

「ヨナ抜き音階」とは、日本の音楽や民謡でよく使われる音階の一種です。正式には「ヨナ抜き長音階」「ヨナ抜き短音階」とも呼ばれますが、特徴的な点は、ドレミファソラシドの「ファ」と「シ」を省いた形になっていることです。

「ヨナ抜き」という名前の由来は、音階の4番目の音(ファ)と7番目の音(シ)を抜いた形になっているため、四(ヨ)と七(ナ)を抜く、という意味から来ています。以下がその具体的な音階です:

ヨナ抜き長音階

  • ド・レ・ミ・ソ・ラ(C-D-E-G-A)

ヨナ抜き短音階

  • ラ・ド・レ・ミ・ソ(A-C-D-E-G)

特徴と効果

ヨナ抜き音階は、和風の響きを持ち、懐かしさや日本らしい情緒を感じさせることが特徴です。この音階は、伝統的な民謡や演歌、そしてポップスなど幅広いジャンルで使われており、海外でも独特のメロディとして評価されています。よく知られた例としては「上を向いて歩こう」(坂本九)や、「川の流れのように」(美空ひばり)ユーミンの「春よ来い」、キャリパミュの「つけまつける」などが挙げられる。

津軽三味線の音楽にも、ヨナ抜き音階がよく使われており、その音階の美しさが三味線の力強い演奏と融合して独特の雰囲気を生み出します。

写真はサンフランシスコであるIT企業のイベントで彼と一緒に演奏した仲間の一人マイク・ペニーだ。

                        アメリカ在住の津軽三味線奏者マイク・ペニー

以下のマイクの動画は10年近く前にYoutubeで発見した動画である。津軽三味線に関する音楽理論は私も実際良く知らなかったがまさかその理論をアメリカ人から教わるとは思ってもみなかったがそれでも大変参考になった。

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※上記の動画はマイク本人から掲載許可を取っています。

実は、日本のこういった音階で演奏される津軽三味線の曲は外国人にとっては身近にない新鮮な音楽としてこのまれる様である。

だから特に日本人としてのあなたはこの津軽三味線を習う事によってやがて国際交流が出来る様になるのだ。下の写真はサンフランシスコでのイベントでマイクと一緒に演奏した時の写真である。

ホテルで本番前の打ち合わせとリハーサル風景。アメリカ人の青年達と一緒に津軽三味線のリハーサルをやるなんてまた珍しい風景である…。マイクは日本が達者で良く勉強している青年だ。

写真左の日本人はサックス奏者としては一流の三四郎さんで今回クライアントのIT企業社長さんと大学時代の友人という事だ。彼と津軽三味線とのセッションをやるがサックスとアドリブの掛合いが出来たのはマイクだけであった

こうして無事に企業イベントを終わらせ翌日は1日だけ滞在を伸ばし相方と念願であったあの有名なサンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズ島へ観光する事になる。

【トラベリスト】