津軽三味線を通じて自分の臆病な性格を変える事が出来た事例を紹介
「目次」
❶小さな成功体験を積み重ねる
❷楽器を演奏する事または歌う事は自己表現だ
❸臆病な性格は実は目立ちたがり屋の裏返し
❹視点を相手に向ける
❺自分を定期的に肯定する
臆病な性格を克服する5つの方法:勇気を持つための第一歩
世の中には人前で自分をさらけ出す事を全然平気という人も居れば、人前では凄く上がり症で緊張してしまう人も沢山います。新しいことを始めるのが怖いと感じるのは、誰にでもある事です。臆病であることは決して悪いことではないが、その性格にとらわれすぎるとチャンスを逃してしまうこともあります。今回は、臆病な性格を克服するための具体的な方法を5つご紹介します!
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1. 小さな成功体験を積み重ねる
臆病な性格を克服するには、「できた!」という体験が必要です。大きな目標を掲げるのではなく、日々の生活で小さな成功を意識してみる。たとえば:
- 「今日初めて知らない人に挨拶をしてみた」
- 「ずっと気になっていたことを少しだけ挑戦してみた」
これらの成功体験が自信を育てます。
自分は子供の頃から臆病者で度胸がない子供だった。大人になってからも人様の前でカラオケを歌う事も恥ずかしくて出来なかった性格である。
それがいつしか平気で舞台に立ち自分を表現できる様になったのは津軽三味線を26歳の時に始めたお陰であった。
2. 楽器を演奏する事は自己表現である
津軽三味線と言うのはもともとは唄の伴奏芸である。現代でこそ三味線の演奏のみを聞かせる場面が多いが実は「津軽じょんから節」にしても昔の観客は唄を聞きに来るのであって三味線を聞きにきたのではないのだ。
だから津軽三味線弾きは唄の伴奏が出来ない三味線を「空(から)三味線」と言われたのである。
津軽民謡は他県の民謡と違って唄い手にしても即興性が求められ唄い手によってみんな節まわしが違うのである。
だから微妙に節回しも間合いも違いそれに対して瞬時に反応して唄い手の唄い安いように伴奏を付けれれる人間が良い地方(じかた・伴奏者)さんという事になるのだ。
津軽三味線は一般的な楽器と違い二ッチな世界の音楽であるがしかし世界的に日本の独特な文化として認められつつある世界だ。あなたが楽器は得意でないと思うのであれば是非とも津軽三味線を始めてみるといい。
それは多くの者があまりやりたがらないものを出来る様になるところに大きな価値が生まれるからだ。
3. 臆病な性格は実は目立ちたがり屋の裏返しだ
人間は一人では弱い生き物です。信頼できる仲間やメンターを見つけることで、臆病な自分を励まし、前に進む力を得られます。
もし自分が臆病で仕方がない!という自覚がありそれでも何か趣味として楽器演奏がうまくなりたいとと思う処があるのならあなたの本当の姿は目立ちたがり屋の本性が隠れている…。
実の自分はこの二面性を持った内向的な、人間だった。30歳の頃までは自分の能力なんて何も無い平凡な男だと自分でも思っていた。
三味線を習い始めた当初はあの津軽三味線名人のレコードで聞いた様な音が自分でもだせればいいと思うだけで満足していたのだが、練習を重ねて次第に腕が上がっていくと、いつか人まえで脚光を浴びたくなる欲求が芽生えてくるのだ。
このうまくなりたい、注目されたい!という宣材意識を発展させる事によって自分自身の人生を豊かなものにしていく事が出来るのだ。
勿論、世の中、棚からぼた餅はない!コツコツと地道な練習、稽古の裏付けがなくてはならない!
4. 視点を「自分」から「相手」へ移す
臆病になる理由の一つは、「失敗したらどう思われるだろう」という自己意識の強さです。しかし、視点を「自分」ではなく「相手」に移すと気持ちが楽になります。
津軽三味線特有の曲弾きに入る前の調子合せから演奏は始まる…。下の音声を聞いてみて下さい。
津軽三味線の舞台は民謡歌手の伴奏者として二人で舞台に上がるが、歌手の歌い出す前に三味線でイントロ部分を最初に弾く。
この時が一番緊張をする一瞬だ!指が震える、心臓がバクバクである。
ここが地方(じかた)としての腕の見せどころだが最初にスポットライトを浴びるのは歌手ではなく自分が先だ。
まだ経験が浅い時代はいつもながら自分にくそ度胸の無さを恥じていた。その事をいつも伴奏をしている民謡歌手の先生に「自分はあがり症で指が震える…」と話したら先生が「私だって唄い出す前は凄く緊張しているが唄い手の伴奏をする人が私以上に上がって演奏がしどろもどろになってしまったらどうしようもなくなる…」と至極当たり前の事を言われてハッと気が付いたのだ。
それはそうだ!自分がしっかりしなくて何とする!という事を改めて自覚してそこから考え方が変わった事を覚えている。そう、自分に対する不安ではなく相手に対して視点を向けるという事だ!
自分の演奏に ”自信が無い…” とか”歌に自信が無い” というのは練習の絶対量が足らない事からきている。
あの12歳の天才バイオリニストHIMARIという子も言っていたが、”できない部分は1000回でも練習する!”…と。
まあ、大人になった我々にとっては社会で働かなくてはならないからそれほど練習時間を作る事が出来ないが、それでも24時間は誰しも平等に与えれれている訳なので何事もうまくなりたければどこかの時間を削ったり調整して作らなければ駄目だ。
そういう地道な努力がいつか実を結ぶ時が来る。
ちなみにこれは私が筆ペンで描いた作品の一つです。「準備しておこう!いつかチャンスは訪れる!」
精進!精進!
5. 定期的に自分を見直し、肯定する
臆病な性格を持つ人は、自分を責めやすい傾向があります。そこで、定期的に以下の習慣を取り入れてみましょう:
- 毎晩、今日できたことを3つ書き出す(ポジティブジャーナル)
- 「これでいい」と自分を肯定する言葉を使う(例:「自分は成長している」「頑張っている」)
自分自身を肯定することで、少しずつ臆病な性格が和らいでいきます。よく世間の人目を気にし過ぎる人がいるが、人の思惑なんて自分が思っているほど人様は気にしていないものだ!何故なら誰でも自分の事で忙しいからだ。(笑)
まとめ
臆病な性格を変えるには、時間と努力が必要ですが、少しずつ積み重ねれば確実に前に進めます。今回ご紹介した5つの方法を試しながら、変わっていく自分を楽しんでみてください。
- 小さな成功体験を積み重ねる
- 失敗を恐れない
- 仲間の力を借りる
- 視点を相手に向ける
- 自分を定期的に肯定する
最終的に、臆病な性格もあなたの個性の一部です。無理に変えようとするのではなく、自分らしいペースで進むことが大切です!